立命館慶祥高等学校で生成AI特別講義を実施しました

特別講義で利用した会話型AI構築プラットフォームmiibo

2024年2月13日(火)に立命館慶祥高等学校(北海道)にて、生成AI入門と題した特別講義を実施しました。内容としては以下の三部構成で進めました。

  1. 生成AI最前線
  2. 高校数学で理解するAI・機械学習
  3. miiboでつくる会話型生成AI

第一部:生成AI最前線

 第一部ではAI研究の歴史から生成AIの最新研究までをご紹介しました。2023年は生成AIの民主化が進み、特にChatGPTの認知が大きく広がった年でもありました。しかし、ChatGPTの真価まで把握している人はまだ多くないと感じています。さらに日本では、以下のGoogleトレンドのデータをみてもわかるように、2024年2月現在はピーク時と比べてもわずか25%程度まで関心が失われています。(一方でアメリカではピーク時の80〜90%程度の関心を維持している)今では中学生にも知られているChatGPTですが、多くの人が無料版のみを利用して「こんなものか」と積極活用を検討せずに終わってしまっているのかもしれません。

第一部では、ChatGPTの真価および進化を紹介しつつ、ChatGPTだけではない様々な生成AIに触れてもらいました。

アメリカにおけるChatGPTの検索トレンド

2024年2月現在でもピーク時の80〜90%程度の関心を維持

日本におけるChatGPTの検索トレンド

2024年2月現在ピーク時の25%程度まで関心が減少

第二部:高校数学で理解するAI・機械学習

 2022年度より高校の新学習指導要領が適用され、数学においても統計分野が拡充しています。第二部では、普段生徒の皆さんが学んでいる高校数学の単元とAIの繋がりを説明しました。

 また、実際にPythonによるプログラミングも体験してもらい、簡単な例であれば想像しているよりも少ないコードで機械学習モデルを構築できることをご紹介しました。

第三部:miiboでつくる会話型生成AI

 第三部では、弊社がパートナーシップを締結させていただいている株式会社miibo様会話型AI構築プラットフォームmiiboを活用して、生徒の皆さんに独自の会話型AIの作成を体験してもらいました。

  • なんでも相談に乗ってくれるおじさんAI
  • 好きなゲームキャラクターのなりきりAI
  • 慶祥AI(立命館慶祥高等学校の紹介AI)

など、様々な特化型AIを生徒自身が考え、実際に自分が作成したAIとの会話を楽しんでもらいました。